(素手と剣道も3倍段らしい。)
今のテコンドーもリーチの差があると
同じ構図になる気がします。
遠距離 → 一方的にリーチが長い選手が攻撃できます。
中距離 → 多少近づかれても、蹴りを折りたたんで当てたり、上段に変えて距離を縮めればリーチが長い選手が有利な距離
接近戦 → ここでも身長が高い方が有利?
小さい方が相手の胴を蹴ろうとすると上段を蹴る位足を上げないといけない。
また、バンタルという外回し蹴りが頭の上から降ってくる等々。
ただ、リーチが短い選手はこの間合いで絶対に勝たなければなりません。
というのが、今のテコンドーかなと思います。
昔のテコンドーは、
浅い攻撃はポイントにならない。
相手の胴や頭に蹴りが当たらなくても、ガードごと強い蹴りを連打してればポイントが入る。
ので、リーチ差はさほど問題なかった場面が多くありましたが、
今はリーチ差を埋めるのが大変です。
どう攻略するかですが、
世界的に小さい選手がでかい選手を圧倒するスタイルが確立されてないんですね。
フェイントを駆使して、間合いに素早く入る。
という正攻法な戦法もありますが、
2分3ラウンド、何度も通じません。
ハイリスクローリターンな戦法です。
まだ通用しているのが
パンチをメインにして試合を組み立てる。
ポイント度外視でKOを狙いに行く。
の2つ。
これは従来のテコンドーの練習メニューにない練習をしないといけません。
私の立場としては
今後、背の高い選手と低い選手の練習方法も分けて考えないと、
全く意味がない練習をさせている事になりかねないので
気を付けないとです。
また
恐らく、伝統系空手も1,2年後にはリーチの長い選手がかなり有利な競技になると思います。
自分が実際にやってみて実感しましたが、
背の小さいテコンドー選手が、今のテコンドーの試合に勝ちたいなら伝統系空手を覚えるのが有効。
今、伝統系空手選手で蹴りを上手く使える選手がほとんどいないので、今後ルールが変わっていく空手の試合に勝ちたいならテコンドーを覚えるのが有効な気がします。