沢山練習し、基本、型、組手、全てを学んでほしいと思っていますが、
週1回来るのがやっとの社会人にそれを求めるのは不可能。
せめて週1回、キョルギ(組手)に絞って練習してもらい、
少ない練習量で上級レベルの選手に勝てる方法を考えています。
今、どの試合に行っても、社会人の選手がほとんどいなくなっているのが寂しいですね。
大学生まで。それ以降は引退。
勝てる糸口が見つかれば人口も増えると思うので、
頑張って考えないとです。
少し話は変わりますが、同じような内容で
日本でぶっちぎりで1番になっても、世界大会レベルでは予選の1、2回戦で勝つのも難しいようです。
なので、テコンドーを一通り覚えきってしまった子は、
テコンドー以外の動きを身に着けるか、誰もやっていない事を編み出さないと、目標を達成できない気がします。
日本では空手は盛んなので、日本で一番になれた空手選手はそのまま世界でも通用するようですが、
日本のテコンドーはそうではありません。
テコンドーが盛んな国では、練習場にコートが何面もあり、サンドバックも余る程、電子防具も。
同じ階級の強い選手、練習相手が沢山います。
(師範は川津師範が一番!)
真面目に教科書、お手本のようなキョルギ(組手)をして、高いレベルで勝てるのは、
そういう環境に恵まれ、努力して当たり前、体格に恵まれ、才能に恵まれ、あらゆる事に穴がない人の中からごく少数。
例外もあるでしょうが、ほとんどがそうだと思います。
なので、やっぱり
テコンドーやないやん。
と言わせる位のスタイルを生み出さないとダメだと思います。
◆復帰して今までに試してきた事
①キックボクシング選手のような蹴りを身に着けて、ポイント度外視で相手の骨を折りに行く → 防具が思いのほか分厚く折れませんでした。逆に、相手選手さんの上等な防具を購入できる経済力に心を折られました。
②前足カットばかりする → やっぱり今のルールで有効なんでしょう。
現日本トップクラスの選手さんに接戦だったり、勝てたりしました。
ただ、勝っても、見ててつまらない試合なのか拍手もなくやってて面白くなかったので、たまに使うか、手堅く勝ちたい時以外はしないようにしています。
また、この方法は身長が高い選手が頂点を取れるスタイルなので、身長が低い選手が極めれる勝ち方ではないのも分かりました。
③パンチ連打で相手を動けなくして蹴る → 練習で練習すると嫌がられるので、練習できません。練習方法を見つけないと。。
初心者の門下生は、まずは教えられた事を素直に、頑張って覚えて欲しいと思いますが、
上級レベルの選手は、誰も思いつかなかったような事を考え出して欲しいと思います。